やもりの観察日記

弾いて語る侍の掃き溜め

ワンマンの、あとがきのようなもの

ワンマンから1日が経過した。

ジェットコースターのような自分の情緒に対応しきれず、思わず駆け込んだ鳥貴族のカウンターでレモンサワーを飲みながら、千鳥指(?)でこのブログを書いている。

 

自分が主役になるという経験が全くなかったから、打ち上げの席で「これって誰のライブの打ち上げだっけ、あ、私か」というやり取りを何度も繰り返した。あれはいつものおとぼけではなく、純に真意から。

やっちゃったよ、絶対無理だと思ったんだけどな。この間やもりいずのみんなに「やもちゃんは華がある」って言われたけど、ワンマンが終わった今でもやっぱりそれは半信半疑だった。だってそれならブッキングライブでノーゲスになることないはずだし、文化祭で友達を無理に呼ばなくても体育館は黄色い歓声で埋まってたはずじゃんか。いつもあいつが、あの子が、ヤバイスイカッコイイミンナトチガウともてはやされてたじゃんか。

でもあながち嘘でもないのかもしれない。多分やもりーーーーずのメンバーは嘘をつかない。ありがたいことに、ちょっとずつだけどお客さんも増えてきてくれてる。やっぱ私、多分華持ってる。シロツメクサくらいのあれかもしれんけど、花は華。どっかの誰かか、文化祭でチヤホヤされてたあいつか、はたまた画面越しの果てしなく遠いロックスターからから無理やり抜き取ってきた、いわば造花の様な物かもしれないけれど。

 

3/21PM16:00

アルコールの抜け切った夕暮れ時に目を覚まして、なんとなく全部夢だったような気がした。うわこれ作詞やってるとは思えない位、めっちゃ月並みな表現。それは置いといて…

そのうち段々眠気も覚めてきて、全部終わってしまったんだと考えたら情緒が急にUターンして絶望に向かいそうになった。

そう思ってしまうくらいあの1時間30分は夢だったし、楽しかった。

 

目の出るかわからない花に水を与え続けるほど虚しい作業はないと思うんだけど、蕾のままが美しくないとは限らない。

トゲだらけの茎か、ボロボロの葉っぱか、蕾の端から見える何かの片鱗に、少なからず期待してもらってるんだと思う。

もう少し頑張るよ。

ちゃんと咲いてみるよ。

 

この支配からの卒業。

大学じゃなくて、もっと大きい何かから卒業できました。たぶん。

 

本当にありがとうございました。

いつでも、あなたのそばで歌います。